長島鉱物コレクション データベース

登録標本数:106|2009.9.12更新

長島鉱物コレクションとは

「長島鉱物コレクション」は,アマチュア鉱物研究家の先駆けとして知られる長島乙吉氏(1890–1969)と,氏の子息で日本における希土類元素鉱物の研究をリードした長島弘三博士(1925–1985)によって収集された,「希元素鉱物」を特徴とする鉱物コレクションです。

コレクションは,1964年に中津川市・旧蛭川村・岐阜県立中津高等学校に分割して寄贈されましたが,現在は3か所のコレクションがすべて中津川市鉱物博物館に収蔵され,鉱物博物館収蔵資料の中核をなしています。合わせて約3,200点の標本からなり,その内訳は,中津川市標本が約1,700点,旧蛭川村標本が約900点,中津高標本が約600点です。ただし,この中にはもともとひとつだったものを分割した標本も含まれています。

標本の産地は日本全国にわたり,日本国内だけでなく世界各地(29の国と地域)に及びます。また,コレクションに納められている標本の中には,現在では採集困難なものも少なくありません。

このデータベースは,「長島鉱物コレクション」の一部を標本写真とともに紹介するものです。

希元素鉱物とは

「長島鉱物コレクション」を特徴づけている「希元素鉱物」とはどのような鉱物なのでしょうか。

「希元素」とは,「地殻中の存在量が少ないか,存在量はやや多くてもまとまった鉱床をつくることが少ない元素」であると説明されますが,どの元素を「希元素」とするかについての明確な定義はありません。長島・長島(1960)では,花崗岩質ペグマタイトに濃縮される元素に限定し,リチウム(Li)・ルビジウム(Rb)・セシウム(Cs),ベリリウム(Be),希土類元素,ウラン(U)・トリウム(Th),ジルコニウム(Zr)・ハフニウム(Hf),ニオブ(Nb)・タンタル(Ta),ホウ素(B)を希元素としています。これらを含む鉱物が「希元素鉱物」です。

参考文献

索引